私の息子の誕生日にあわせて、日経BP(ビジネスプレス)に小生のおいたちをまとめた、”あの頃の私”のインタビューが掲載されました。
昔の恩師との出会いや、苦労話が、大変面白おかしく、記事が掲載されています。是非一読を!
ココからダウンロードしてください。
佐野病院 院長 佐野寧
私の息子の誕生日にあわせて、日経BP(ビジネスプレス)に小生のおいたちをまとめた、”あの頃の私”のインタビューが掲載されました。
昔の恩師との出会いや、苦労話が、大変面白おかしく、記事が掲載されています。是非一読を!
ココからダウンロードしてください。
佐野病院 院長 佐野寧
1/4は久しく胃大腸内視鏡を施行していただいた。未だに、内視鏡を怖がって受けようとしない、患者さんや、医療従事者がいるので、記憶の新しいうちに内視鏡体験談を書いておく。
0:前日(不届き者行為、まねはしないように)
神戸北野クラブで、家族そろってフレンチを食した。
1:前処置 (マグ子ロールP1800cc)
風邪気味の中、冷たいマグPを飲むのは少しつらかったが、余裕で完全に飲みほした。2時間半ほどで前処置は完了した。トイレの回数は7-8回程度でした。大腸内視鏡専用の紙短パンに着替えて内視鏡室へ!緊張は全くない。よく、患者様が勘違いしているのは、下半身をスッポンポンで検査をすると勘違いしている人がいますが、ちゃんとした紙ズボンを着用します。
2:鎮静剤(オピスタン+ドルミカム)
検査時に鎮静剤を使用する。”では麻酔がはいります”といわれる。静脈投与開始から2分ぐらいで記憶がなくなった。
3:内視鏡検査
全く、問題なく大腸内視鏡、胃内視鏡を受ける。苦痛はないし、二酸化炭素送気を当院では行っているので検査後もお腹は全く張っていない。気分も全く正常。むしろぐっすり1時間ほど寝たので気分爽快である。
4:感想
今回の内視鏡検査は、非常に快適で、年に一回は受けたいと思う。
是非、未だ検査をためらっている人がいるなら、この文章を信じて当院で検査を受けて欲しいと思う。なぜなら、日本屈指の内視鏡医が検査をしてくれるのだから。
Welcome to WordPress.com. This is your first post. Edit or delete it and start blogging!
肛門温存率が向上
直腸がんに対しては、機器の進歩により肛門温存率が高くなってきました。しかし、肛門に極めて近い下部直腸がんに対しては、肛門を温存できず、永久的な人工肛門になる率は高くなります。そこで開発されたのが、肛門を締める筋肉である「内肛門括約筋」の一部と腫瘍を切除する「究極の」肛門温存術です。この手術法により内肛門括約筋の一部と外肛門括約筋を残すことにより、肛門機能が温存されます。
以前は、がんよりできるだけ離して切り取り、切除範囲を大きくすることが再発率を下げることであると考えられていました。しかし、私が勤務していた国立がん研究センター東病院(千葉県)で300人以上の患者さんを調べたところ、究極の肛門温存術で再発率が高まるということはありませんでした。
私は、実際この手術方法によりほとんどの大腸がんの患者さんは肛門温存が可能と考えています。そもそも肛門の解剖に熟知していないと手術は難しいということはありますが、私の病院では、がんの発生場所が肛門から2〜3センチのところまでだと、肛門温存を行っています。他の施設で肛門を温存できないということで、私のところに相談に来られた患者さんで、この2年間で永久人工肛門になった患者さんはいません。
もちろん、括約筋を切ると肛門のしまりが悪くなり、さまざまな程度で肛門機能が障害されるので、手術前と全く同じ肛門機能が保たれることはありません。しかし、2年ぐらいたつうちに肛門機能は改善されてきます。排便の満足度を聞いたところ、不満であると答えた人は、手術後1〜2年で1割ぐらいです。高齢者でもともと肛門機能が低下している人だと、将来のことを考えて、人工肛門のほうがよいこともあります。
腹腔鏡下手術も肛門温存術も、現時点では病院間に相当差があります。ですから、患者さんは担当の先生とよく話し合って治療法を決めていただき、場合によってはセカンドオピニオンも利用され、自分が納得したうえで治療を受けられることをお勧めします。
この工藤先生の工藤メソッドと言われるものが全国でも行われていて、工藤先生の指導を受けた技術の高いお医者さんがいる病院が紹介されました。以下の全国18ヵ所だそうです。
・札幌厚生病院(札幌市中央区)
・秋田赤十字病院(秋田市)
・工藤胃腸内科クリニック(秋田市)
・角館総合病院(秋田・仙北市)
・国立がん研究センター東病院(千葉・柏市)
・藤井隆弘クリニック(東京・中央区)
・寺井クリニック(東京・千代田区)
・東京クリニック(東京・千代田区)
・東京内視鏡クリニック(東京・豊島区)
・国立がん研究センター中央病院(東京・中央会)
・東京慈恵医科大大学付属病院(東京・港区)
・ふれあい横浜ホスピタル(横浜市中区)
・名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)
・大阪富士通成人病センター(大阪市東成区)
・佐野病院(神戸市垂水区)
・広島大学病院(広島市南区)
・田村クリニック胃腸内科(高知市)
・久留米大学病院(福岡久留米市)
患者さんにもよるそうですがほとんど痛みを感じないといった人が多いそうです。大腸内視鏡検査というものは医師の技術に左右される検査のようです。
大腸内視鏡検査は医師の技術に左右されるというのは実体験として納得してました。随分差がありますよね。できれば上記で紹介された病院で受けたいですが近くにはないのでもっと全国に広がってほしいですね。
■従来は4カ所
神戸市垂水区清水が丘の佐野病院では、大腸がんや胆のうの腹腔鏡手術を700例以上経験した小高雅人・消化器センター長(41)が昨年10月から、胆のう摘出手術に単孔式を導入。これまで46例に実施し、兵庫県内で屈指の手術数という。
同病院の場合、従来は腹部の4カ所を0・5~1・5センチほど切開し、「トロッカー」という筒状の器具を挿入。その中にカメラや電気メス、鉗子を入れて胆のうを切除していた。
■独自の方法
単孔式手術は、2007年に米国の医師らが報告した。小高センター長が切開するのはへその部分1カ所で、2センチほどの穴に二つのトロッカーを入れ、それとは別に二つの鉗子も挿入して従来の方法と同じように手術する。へその部分を切開するのは、手術の傷が見えにくくなるなどの理由からだ。
切開した部分に取り付け、複数のトロッカーを固定する「ポート」と呼ばれる機器が開発され、普及に弾みがついた。ただ、小高センター長は腹腔鏡手術の経験が豊富な上、ポートが一つ数万円と高価なことなどから使用せず、トロッカーと鉗子による独自の単孔式を採用している。